こんにちは。豊岡スマートコミュニティ推進機構のまつはらです!
2025年2月12日、豊岡稽古堂の3階にて、みんなエールvol.4を開催しました。今回もたくさんの方にご参加いただき、大盛況で終えることが出来ました!

リピーターの方に加え、初参加の方が多かったのも印象的でした。
閉会後の交流会で「初めて参加してみたけど良いイベントだね。楽しかった。」とお声をかけてくださった方がいて、本当に嬉しかったです。
また、今回も学生さんが参加してくれて、最年少はなんと中学3年生でした!
学生が街づくりのイベントに参加するまち豊岡。素敵ですよね!
みんな×エールとは
まだ参加したことがない方のために、みんな×エールのことを簡単に解説します。
「これがやりたい!」という想いを持った人がプレゼンターとして登壇し、自分のやりたいことを発表します。
それに共感したり興味をもった参加者さんが集まり、そのやりたいことを実現するためにみんながそれを『ジブンゴト』としてアイデア出しをします。
このアイデア出しにみんな×エールならではの特徴があります。
どんなにぶっ飛んだアイデアでもOK!否定や意見は禁止で、責任感や羞恥心は捨てて、すべてのアイデアを肯定して、高速でとにかく多くのアイデアを出します。
そうやって脳を高速回転させることで、じっくり考えても出てこないような面白いアイデアや革新的なアイデアが生まれるんです。
そこで生まれたアイデアがプレゼンターに贈呈され、プロジェクトが動き出す、というイベントです。
当日の様子
今回リード(進行)をつとめたのは市役所職員のまおにゃん(小谷さん)とわたくしまつじゅんでした。

みんな×エールではお互いをニックネームで呼び合いますが、これは自分で考えているもので、誰かに強制されているものではありません。
わたしは本名が松原潤なのでまつじゅんと名乗っています。
会の冒頭でリードが自己紹介をするとき、小谷さん自らつけたニックネームなのに「まおにゃんです」と顔を真赤にしながら自己紹介する姿に、大爆笑が起こっていました笑
市役所につとめてる方があんな砕けた司会をする姿はなかなかレアだったのではないでしょうか笑
いい市役所ですね!
まおにゃんの愛嬌のおかげで会場がいい感じにあったまったところでいよいよプレゼンテーションがスタート!
一人目は、芸術文化観光専門職大学で准教授を務める藤本悠さん。
『デジタル技術を使って但馬の魅力を面白く伝えたい』
というテーマでプレゼンして下さいました。

但馬には魅力的な歴史や地域資源がたくさんある。
でも、もともと興味がある人には伝わるけど、関心がない人に届けるのは難しい。
それってもったいない!!
ならばそんな歴史や地域資源に面白いストーリーをつければより多くの人に関心を持ってもらえるはず!
そこで登場するのが藤本先生が得意とするデジタル技術です。
デジタル技術を使うことで膨大な量の資料を短時間で取り込むことが出来、さらに生成AIを用いることでその資料から自動で面白いストーリーを作ることが出来る、とのこと。
一見難しそうなテーマのお話ですが、そこは普段から学生に向けて講義をしている先生。
わかりやすく、そして面白いお話に、参加者さんはみなさん惹きつけられている様子でした。
アイデア出しのお題は、そのストーリーに登場する『但馬らしいキャラクターの素』を考えてほしいというものでした。
全部で300個以上のアイデアが出され、その中から選ばれたのは
「バーガーシティ」と「城崎温泉に入ったことがない人」でした。
どちらのストーリーも見てみたい!と会場は大盛りあがりでした。どんなお話になるのか、早く観てみたいですね♪
出来上がったら、こちらからもご紹介させていただきたいと思っています!
二人目のプレゼンターは、近畿大学付属高等学校3年生の、山本和ノ花さん。
第一回みんな×エールに参加した時に感銘を受け、第二回からは運営に参加するようになりました。
愛称はなのこ。
そんななのこが今回はついにプレゼンターとして登壇しました。
プレゼンのテーマは
『学生のまちづくり参画を当たり前にしたい』というものでした。

冒頭の「私は、豊岡が好きー!!」という言葉に
会場の大人はみんな一気に心を掴まれた様子でした。
そんな豊岡が大好きななのこですが、地域の活動に参加する中でたまに耳にする、豊岡に対するネガティブな言葉が気になるそう。
中でも印象に残っているのは、地域のイベントに積極的に参加するなのこの様子を見た友達の「すごいね」という言葉。
これは決してポジティブな言葉ではなく、自分には関係ない、他人事というような印象を受けて、とてもさみしく感じた、とのことでした。
みんなにもっと豊岡を好きになってほしい、たとえ進学で県外に出たとしても豊岡を誇りに思うようになってほしい。
みんなにとって豊岡を記憶に残る街にしたい。
そのためには、主体性をもってまちづくりに参加することが大切!
そこで、まちづくりのイベントに参加したことがない人も参加しやすい仕組みの
『但馬おこし子ども隊』を考案したとのこと。
その活動の参考にするために求めたアイデアのお題は
『思わず自慢したくなるまちは〇〇なまち』の〇〇を教えてほしい!
というものでした。
アイデアの総数はこちらも300を越えるほど盛り上がりました。
選ばれたアイデアは『夜も給食が食べられる街』『大人が遊んでいる街』『まちの中に新幹線が通っている街』というものでした。
すぐに実現するのは難しそうなアイデアも、何かの発想の種になるかもしれないと思います。
個人的には『大人が遊んでいる街』というのはとても面白いと思いました。
街作りのイベントというと、若い人を対象にしたものになりがちだけど、確かに大人たちが楽しそうにしている街はとても魅力的かもしれないなと思わされました。
なのこには是非但馬おこし子ども隊を実現してほしいですし、全力でサポートしていこうと思います!
三人目のプレゼンターは地域おこし協力隊の石原光さんです。
今年の三月に協力隊の任期を終える石原さんは、様々な理由で不登校や引きこもりを経験された方が社会に出るのを支援する施設を開設する予定です。
今回は『誰もが成長する学校を作りて~』というテーマでプレゼンをしてくれました!

少し難しいイメージのテーマと思われそうですが、石原さんのユーモアあふれる人柄で、プレゼンは冒頭から笑いが起きる盛り上がり笑
特に石原さんの運転免許証の遍歴には大爆笑が起きていました!笑
気になる方は是非石原さんに見せてもらって下さい笑
かつてフリースクールの先生として勤務していた石原さんは、数多くの生徒さんの卒業を見届けてきました。
卒業後、順調に社会に出ていく子が多くいる一方で、なかにはうまくいかずにドロップアウトしてしまい、そのまま引きこもりになるケースもあるとのこと。
どんな人でも社会で活躍できるように、また、どんな子でも安心して育てることが出来るように、大人の引きこもりをなくしたい。
そのためには若年層への早期対応が必要であり、そのための支援学校を開設するとのこと。
その学校のカリキュラムを通して、社会に出る上で必要な自己肯定感を伸ばすために、石原さんが求めたアイデアのお題は
『自分が褒めてほしいことは何?』
こちらも300を超えるアイデアが出され、選ばれたのは『優しいところ』『自分の存在が唯一無二なこと』『自分の笑顔』というものでした。
いずれも一見シンプルなように感じますが、どれもとても大事なことですよね。自分の優しさを認めてもらえればきっともっと人に優しくしようと思うようになるし、笑顔を褒められれば人前で思い切り笑えるようになるかもしれません。
石原さんには、誰もが自信を持てるような、素晴らしい学校を作ってほしいと思います。ご興味がある方は、石原さんのフェイスブックを御覧ください。https://www.facebook.com/share/15yL31Mp2V/?mibextid=wwXIfr


どのグループのアイデア出しも本当に盛り上がっていました。
すごいアイデアや面白いアイデアが出されたときに、笑い声や歓声が沸き起こっていたのがとても印象的でした。
それぞれのプロジェクトに参加する意志がありますか、という問いに、多くの方が挙手していたことが、充実した時間だったということを物語っていたと思います!

最後に
『やりたいことを誰かが応援してくれる』
・・・そうすると
『やりたいことを実現出来る人が増える』
・・・応援してもらった人は、今度は誰かの
『やりたいことを応援したくなる』
・・・そんな輪が広がると
『魅力的な地域になる』
みんな×エールがそのきっかけになれるように・・・
僕達はそんな想いでみんな×エールを運営しています。
想いが強い方、ちょっと興味があるという方、どんな方でも大歓迎です!どんな方にも楽しんでいただけるような準備をしてお待ちしています!
楽しみながら、一緒にまちづくりに参加してみませんか?
次回は春の開催を予定しております。詳細はもう少しお待ち下さい。それと、みんな×エールでは一緒にイベントを盛り上げてくれる方を募集しています!
ご興味がある方は豊岡スマートコミュニティ推進機構ホームページの下部にあります「お問い合わせ」よりご連絡をお願いします!
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